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舞台『BLIND LIFE』
千穐楽無事に終わりました。
5役を演じるチャレンジは
それぞれの役の
『目的』や『葛藤』を体感し、
役を人間にする。
そして早替わりで衣装を着替え
舞台に飛び出す。
今この瞬間に生きることが
俳優に必要な最大の要素だと
実感します。
大劇場で活躍する大先輩は
場当たりやゲネプロといった
本番までの過程で、
あり得ないほど
惜しまず熱を出してくる。
そしてこの物語でひとつひとつの
役を感じる中で
私自身がもう自分を責めるのを
心からやめよう。
と思えました。
同じ人生の人なんて
この世には1人もいない。
5役やってたら
どの人物も
背負うものや纏うものが
当たり前だが違うのだ。
自分って存在があるから
今この瞬間があるって
本当に舞台の上ってそうで。
だからこそ、
この地球上の人生ゲームも
自分って存在があるから
まわってんだなと。
舞台の上で1時間半の旅をする中で、
私はたくさんのことに気づけました。
たくさんの応援の言葉から
皆さまに本当に本当に
力を頂きました。
御礼の心を込め
この文章を書きました。
本当にありがとうございました。
まだまだ世情は落ちつきませんが
どうか皆様、
お身体をご自愛くださいませ。
節子
初日が開けられることが
今の時世は
本当にありがたいことです。
演劇人には切実です。
どんだけお稽古して、
練習して、
中止になり、
悔しい思いをしたかわかりません。
とにかく明日、幕が開く。
ここから猛ダッシュするのだが、
とにかく無事に
幕が開くだろうことに
幸せと感謝しかない。
幕が開けば
あとは走り切ろう。
帝劇でしか観たことのない
憧れの先輩と
同じ板の上にいて
台詞を交わすことも奇蹟。
スタッフさんが、
演者が気持ちよく演じられるよう
とことん気配りしてくださる
態度や表情、言葉のひとつひとつに
この作品の中にある
『人のために生きる』
を体現されていると
更に作品への想いが深まる。
自分を犠牲にするとかではなく
自分を差し出し
『人のために生きる』
そしたら心底自分を愛せるようになる。
捻れた自己愛から
人類は目を覚ます時かもしれない。
この作品を通して学んでいる。
生きる意味。
それを見出した男の話です。
震災から10年。
今もなお続く無常なる
世の中の様々。
そんな中でも
演劇は人を育てる。
演劇は人に勇気を与える。
素晴らしい座組みは
自ら全てを投じて作られる。
BLIND LIFE 是非観にいらしてください。
7月4日から2週間配信もされます!
よかったら観てください!
節子
3日前に舞台の千秋楽を迎えました。
そして次作のお稽古がいよいよ始まります。
この作品は、
歌手の上條恒彦さんの息子さんの
上條恒さんの作、演出。
上條さんは
帝劇のレ・ミゼラブルなどでも
活躍された俳優でもあります。
主演の阿部さんも
帝劇のレ・ミゼラブルで
ジャベール役や、
ミュージカルモーツァルトなど
たくさんの作品にご出演されています。
吉田要さんも、
最近はミュージカルゴーストや
11月にはマイフェアレディに
ご出演されるなど、
ベテラン勢に交じります。
しかも5役を演じさせて頂きます。
1作品で5役の人物を創るのは
ハードなことと覚悟しております。
1人の男の心情にまつわるストーリーです。
罪と許し。
小劇場で
帝劇俳優の歌唱と演技って
私には新鮮以外の何物でもありません。
今は緊張しかありませんが
全力で頑張ります!
応援よろしくお願いします。
中野HOPE劇場にて
7月1日〜4日。
お席がもう殆どありません!
ご予約お早めに!
応援よろしくお願いします。
節子
皆様、お元気でお過ごしでしょうか。
前回の投稿、緊急事態宣言で
舞台が延期になり
世情への憤りが満載の時で
ご心配をかけてしまいました!
メッセージも
ありがとうございました!
延期になった舞台も
6月3日から開幕になります。
『生きるとは何か』
を軸に、
人間が本来の自分のパワーを
取り戻していく人間活劇です。
舞台芸術は文化であり
その文化はどんな世になろうとも
こうして創り手の情熱から
発信し続けるのだと実感しています。
キャストには元AKB、NMBの
アイドルから女優へと
転身された若者達や
2度目の共演の往年のアイドル、
芳本美代子さん。
美代子さんも素晴らしい女優さんで
たくさん学ばせて頂いています。
そして、先日
宝塚歌劇団雪組を卒業した
私の教え子でもある
ゆめ真音さんもご一緒します。
演じる我々は全勢力で
現在最終稽古をしています!
是非、観にいらしてください!
節子